俺様には甘いイチゴを。




2日後にやっと紫音が学校復活‼︎


復活したら相変わらず、いつもの調子で意地悪されるけど…‼︎


「おい、チビ。自販行くぞ」

「遠いので嫌です…。1人でジュース買いに行って‼︎」

「俺、逆ナンされて別な女の子に連れてかれるかも〜」

「いっ、行く‼︎着いて行きます‼︎」


ニヤッとズルイ笑顔。


嵌められた〜‼︎


廊下を歩いてる途中で気付いたけど、確実に自販機行く気ないです‼︎


「どこ行くの?」

「ん?自販機」

「嘘つき」

「バレたか。俺の可愛い彼女と2人きりになれる場所探してる」


甘い言葉の後に、繋がれた右手。


いつの間にか授業開始のチャイムが鳴ったけど…知らない。



「…ん、ハックシュン‼︎」

「うわ‼︎びびった‼︎デカイくしゃみ…。風邪移った…?」

「そんな弱くありません‼︎」


久しぶりに2人で笑い合った。


やっぱり、あたしの隣は紫音しかいません。


大好きなのは紫音だけです。