俺様には甘いイチゴを。




ベッドから体を起こした紫音の膝に向かい合わせに座った。


首に腕を回すと、驚いた顔が数cm先に。


「お前…どっかに頭でもぶつけた?」

「ちゅー……したいからします。紫音不足が激しいので」

「バカじゃね?そんなこと言ったら、キスだけじゃ終わんないかもよ」

「紫音が望むならどうぞ」


あたし今すごく恥ずかしいことしてる……。


照れた顔を見られたくないし、後戻りすることも出来ない。


紫音の腕が腰に回ったのを合図に、またあたしからのキス。


唇がそっと離れた瞬間に、形勢逆転で視界が反転。


「積極的過ぎる一花、最高」

「食べたくなりました?」

「なりました。でも、食う体力もねぇから無理〜…」


あたしの隣にバフっと寝っ転がり腕枕。


まだ熱下がってないんだよね……。


「寝てゆっくり休んでね。そして早く学校来て?」

「誘ってきたヤツがよく言う」

「わ、忘れて下さい…‼︎」

「ヤダ。熱下がったら食う。据え膳な」



久しぶりにちゃんと話した。


好きで堪らないことを改めて再確認。