すると龍崎君は、ぶっきらぼうに言い放った。
少し顔赤いよ?
「俺も……紫音で良いから」
「ほんとに⁉︎えへへっ、紫音君‼︎」
「君いらねぇ」
「紫音…。なんか照れるねっ‼︎」
「うっせーよチビ…」
ごしゃごしゃとあたしの頭を撫で、そっぽ向く。
うん……心地良いです…。
「あたし…紫音に頭撫でられるの好き、かも…」
「誘ってんの?それとも天然?」
「本音だよ。ナデナデ好きっ」
今度は優しくそっと撫でてくれた。
夜にやられたら、絶対寝ちゃう‼︎
「…可愛い」
「ありがとう。紫音もカッコイイよ〜」
「そりゃ、どうも」
最近ね、こうやって2人きりで帰る事が楽しみなの。
だって、紫音の隣って落ち着くもん。
最初は見た目だけで怖かったけど、実は優しいから‼︎
「お前んちデカイよな〜。親何やってんの?」
「おじいちゃんなので謎です‼︎」
「ふーん。そっか……」
それ、あたしも知りたいのです‼︎
「バイバイ、紫音‼︎」
「ん。またな」
今日も楽しかった‼︎

