俺様には甘いイチゴを。




宅配されたピザは大輝の奢り。


ほぼ茉夏の強制的に……。


4人とも左手にピザ、右手にシャーペンってゆう姿。


「あれ?なんで、答え10なんだ?紫音ヘルプミー‼︎」

「…式の立て方から間違ってるよな」

「えっ‼︎嘘⁉︎だから、答え分数になったのかな〜」


大輝は根本的にテスト範囲すらあやふや状態。


一花より、大輝の方がヤバイな…。



「すごい‼︎茉夏は勉強得意なんだね‼︎」

「小中高と私立の一貫校通ってたから」

「ええっ⁉︎そうだったの〜⁉︎」

「うん。モデルの仕事優先したくて、こっち転校して来たの」


勉強出来る理由納得…。


ってことで俺は大輝に、茉夏は一花に勉強を教えてた。


出来れば一花専用の家庭教師になりたかった……。


色んな意味でな。



「えへへ‼︎ちょっと、数学出来る様になったかも〜‼︎」

「紫音より、あたしの教え方の方が上手いみたい」

「おい、茉夏。嫌味か」

「別に〜。違います〜」


唇を尖らせて目を逸らす。


大輝を俺に取られてる嫌味だ、絶対‼︎