俺様には甘いイチゴを。




だけど、ダイニングテーブルに置かれたのは完璧過ぎる朝ご飯。


こんがり焼けたトーストに、甘い香りのスクランブルエッグ。


美味しそう‼︎


「…昨日、無理させたから。朝メシぐらい俺が作る」

「えへへ‼︎ありがとう‼︎すっごく美味しそうだね‼︎」


あ、また照れちゃった。


ずっと一緒にいると、紫音のレアな表情が見れらるから最高です…。


そして、イチゴジャムを塗ったトーストもスクランブルエッグも最高でした。


実は、料理上手な彼氏さん‼︎


「また作ってほしいです‼︎」

「俺は一花の料理の方が良いな」

「じゃあ〜……一緒に住んだら交代制だね‼︎」

「そうだな。早く一緒に住んじゃいてぇ」


さりげなく、あたしの指を握る。


紫音が可愛い…‼︎


きゅんと胸が締め付けられた。



「今日は、学校休んじゃうか」

「休んじゃいます」

「大輝にメールしとくな」


ダメな事してるって分かってる。


だけど、紫音への気持ちが優先しちゃうの。