俺様には甘いイチゴを。




お勉強のためにお邪魔した紫音のお家。


相変わらず、広くて大きい……。


「俺の部屋行く」

「うん。あっ、紫音ママは留守?」

「今、アメリカ行って親父に会ってる。だから2人っきり」


あたしの頬を指で撫で、色を含んだ笑み。


怪しくないですか⁉︎


気のせい…と自分に言い聞かせて、紫音のお部屋のテーブルに、数学の教科書とノートを広げた。


「そうだ。先に一花に言っとくな」

「へっ、何が?」

「冬休みにまた撮影で親父に呼ばれてんの。お前もまたモデルやってくれる?」

「紫音がいるなら…やってみます‼︎」

「了解。じゃ、冬休み中補習になるなよ。補習かかったらアメリカ行きナシ‼︎」


とゆうことは……もし、あたしが補習になったら別な女の子のモデルが紫音の隣に⁉︎


絶対に嫌〜‼︎


紫音のお部屋の壁に大きく貼られてる、セクシーでラブラブなポスター。


「ヤダ〜‼︎あたし以外の女の子が、紫音とラブラブするのヤダよぉ〜‼︎」

「じゃあ、頑張れ」

「うん‼︎絶対に赤点取らないよ‼︎」


真面目に教えてもらいます‼︎


紫音の隣は絶対にあたし‼︎