俺様には甘いイチゴを。




ずっと俺の右腕にしがみついてる一花。


そんな一花を一瞬で笑顔に出来る場所に到着。


「お前、うさぎ好きなんだよな?」

「うん‼︎大好き‼︎」

「ここ、うさぎ抱っこ出来るって」

「ほんとに⁉︎抱っこしたーいっ‼︎本物のうさぎさんっ‼︎」


大興奮に逆戻り。



そして、一花が早速抱っこしたのは真っ白のうさぎ。


小動物と一花の組み合わせって良いわ……。


「可愛い〜‼︎すっごく可愛いよねっ?」

「ん。一花みたい」

「ふぇっ⁉︎」


間抜けた声で赤面。


もっと照れろ〜。


「もっとぎゅーってしたいなぁ…」

「俺、一花のことぎゅーってしたい」

「恥ずかしい事言わないで‼︎今、うさぎさんと戯れてるの‼︎」

「うっせーよ、チビ。うさぎに食われるかもよ?」

「う、嘘でしょ⁉︎あたしのこと…食べますか?」


真面目に聞いてるし‼︎


天然なとこも最高だ。


うさぎじゃなくて、俺に食われちゃえ。