【紫音side】
ほんとは俺だって一花と同じ部屋に泊まりたい。
でも、さすがに修学旅行でそれはマズイから……。
メシ食ったら一花とバイバイ。
「じゃあ、紫音。おやすみ‼︎」
「おやすみ。腹出して寝るんじゃねーぞ」
「出さないよ‼︎行こっ‼︎茉夏‼︎」
「うん。今晩は一花と同じベッドで寝ようかな〜。同じベッド」
俺を見ながらニヤリと笑い強調して言う茉夏。
憎たらしい女‼︎
そして、俺は大輝と2人部屋。
風呂上がりに堂々と派手なパンツで行動してる大輝が、俺の座るベッドの縁に腰掛けた。
「茉夏ちゃんに会いたいなぁ〜‼︎俺のお姫様‼︎」
「今回は長続きしそう?」
「当たり前じゃん‼︎むしろ、茉夏ちゃんが俺の運命の相手だわ。すげー好きなんだ‼︎」
「へぇ〜……ベタ惚れだな」
「ベタ惚れっスね」
顔を赤くしてあっさり認める。
男だけの恋バナとやら……。
気色悪りぃ…‼︎

