俺様には甘いイチゴを。




一通り観光名所を周り初日終了‼︎


ホテルでちょっと豪華なご飯です。



「ねぇ、一花。ホテルの売店にカップ麺売ってたっけ?」

「うん‼︎さっき見たよ〜」

「ご飯食べ終わったら買いに行く」

「ええっ⁉︎これだけでも量多いよ⁉︎」

「足りない…」


呟きながら、ステーキをパクリ。


茉夏の大食いが本領発揮⁉︎



それに比べてあたしは好き嫌いしてダメだなぁ〜…。


「ピーマン嫌い…」

「小学生みたいな事言うなって。だから背ぇ伸びねーの‼︎」

「うぅ〜……だって、ほんとに嫌いなんだもん‼︎紫音食べて?」

「一つ食ったらな」


口に入れてほぼ飲み込んだよね…。


泣きそうになるあたしの頭を撫でた後、ピーマン食べてくれた。


優しい‼︎


「紫音って一花ちゃんの泣き顔好きだろ⁉︎」

「大好き。俺のことで泣いてる時が一番な」


大輝君と2人でなんて会話してんの⁉︎


危うくご飯吹き出すとこだったよ…。



そんな意地悪な紫音が好きなあたしも、あたし。


正直に言うと、意地悪に笑う紫音が大好きなんです‼︎