俺様には甘いイチゴを。




次の日、朝から大雨。


テレビもスマホの天気予報も晴れだったのに⁉︎


「俺、気象予報士になれるかも‼︎紫音限定のねっ♪」

「大輝。その窓から投げ落としてやろうか」

「怖い〜‼︎ごめんなさぁ〜い‼︎」


教室中逃げ回る大輝はシカト。


イライラするから俺の癒しに頼ろう…。


「一花。行くぞ」

「へっ⁉︎どこに⁉︎もう1時間目始まっちゃうよ?」

「お前に拒否権は?」

「ナシ…ですね…」



ほぼ強引に教室から連れ出して、空き教室でサボリ。


一花と過ごすサボリ時間も好きだ。


「今日、雨すごいですね。天気予報は晴れマークだったのに…」

「そうだな。ジメジメするし」

「うん…。一気に気温低くなったもんね」


そう言う一花の指先を握ると、すげー冷たくて。


カーディガンだけの一花の肩に、俺のブレザーを掛けてやった。


「あっ…ありがとう‼︎でも、紫音が寒いでしょ?」

「俺はいいや。おいで?」


手を広げれば、大人しく俺の膝の上に座る。