俺様には甘いイチゴを。




【紫音side】



眩しい光が差し込む教室。


授業中に舟を漕ぐアホ面の彼女。


もう付き合って1年になんのか……。


記念日忘れてすげー怒られたけど、大輝と相談の上やっと思い出して指輪をプレゼントした。


喜んでくれて良かった…。



昼休みは教室に一花を残して、大輝と屋上で購買のパンをかじる。


秋だってのにまだ暑い……。


「紫音、一花ちゃんのこと大事にしてんだね‼︎」

「なんだよ急に…」

「だって、お前がペアリング着けるとか笑えるっ‼︎」

「仕方ねぇだろ‼︎いじけられたら、めんどくせぇもん」

「それほんと?頑なに彼女とお揃いって嫌いだったクセに〜」

「うっせ‼︎」


1番大事にしたい存在で。


一花はもう俺の一部だ。


俺がペアリングなんて自分でも笑えてくる…。


「溺愛ってやつ?」

「まぁ…否定しねぇかな」

「うわっ‼︎明日、雨じゃね⁉︎紫音が素直過ぎる‼︎キモイ‼︎いって‼︎」


思いっきりケツ蹴ってやった。



自分でもわけ分かんないくらい一花に溺れてる。


本人には絶対言ってやんないけどな。