俺様には甘いイチゴを。




部屋の中は薄暗く、気付けばもう夜。


紫音の腕枕で眠りにつく瞬間、そっと抱き寄せられた。


「今日、泊まってけ」

「いいの…?」

「ん…。離れてた分、側にいてもらう」

「じゃあ、おばあちゃんに電話して来るね?」


今日の紫音、素直過ぎる…。



おばあちゃんに電話をしてお部屋に戻ると、すぐベッドに引き込まれた。


好き過ぎてヤバイかもです……。


「…紫音。大嫌いなんて言ってほんとにごめんなさい…。大好きだよ…」


あたしの思いを全て詰め込んで、形の良い唇にキスをした。


言葉じゃ足りないんだもん。


「やっと言ってくれた」

「何回でも言うよ」

「じゃ、もっかい言って?」

「紫音が大好きっ」

「ん、俺も」


やっぱり、紫音は優しい王子様みたいな人。


仲直り出来て良かった…。


幸せをいっぱい噛み締めたあたしは、紫音の腕の中で眠りについた。



もうケンカなんてしたくないな…。


心が離れいくツラさを改めて感じた瞬間だった。