俺様には甘いイチゴを。




マイナスな考えばかり頭の中を支配する…。


その日も話さないまま過ごしてた放課後の事だった。


「一花」

「えっ…。し、紫音…」


話し掛けてくれた。


それだけで嬉しかったのに。


「今日このあと暇?」

「あっ、うん…。何も用事は無いけど…。どうしたの?」

「夏休み中、アメリカで撮影したポスター親父から届いた。見に来ねぇかなーって」

「行く‼︎絶対に行く‼︎」


このチャンス逃したら仲直り出来ないよね⁉︎



ただ紫音のお家に行くまでの道で、手も繋がないし会話もない…。


やっぱ帰りたいかも……。


だけど、来ちゃった夏休み以来の龍崎家。


紫音ママは留守みたい。


「飲み物取って来るから先部屋で待ってて」

「うんっ。分かった…」


1人ポツンと正座。


今この状況で2人きりなんて、やっぱ無理だよ〜‼︎


「ははっ‼︎なんで正座してんの?」

「え、いや…。これは…そのっ…」

「バカみてぇ。意地張ってねぇで、こっち来いよ」

「お膝の上……いっ、行きたくない‼︎」

「可愛くねぇな」


あたしのバカ〜‼︎


いつもみたいに素直になれば良かったのに……。