翌日の学校で、母親からのお土産を一花に渡した。


デカイ紙袋2つ分。


「うわぁ〜…お菓子いっぱい‼︎ありがとうございます‼︎」

「細いから少し食えって言ってた」

「あたしなんか全然‼︎紫音ママの方が、よっぽどスタイル良いよっ‼︎」

「ま、食って肉付けろよ。特にココ」

「…っ‼︎貧乳で悪かったですね‼︎これから成長するんですぅ〜‼︎」


むくれた顔うける‼︎


いじけつつ、大食いの茉夏と2人でチョコを頬張ってた。


「ん〜‼︎美味しいっ‼︎紫音もチョコ食べる?」

「食う。食わせて」

「仕方ないですね〜。はい、あーん……ひゃっ‼︎」


チョコ食べるついでに、チビの指も食べてやった。


いじけた罰だ、コラ。


「くっ、くくく食われるぅ〜‼︎茉夏〜‼︎」

「紫音。今日、保健の先生休みだから一花のこと食べて来たら?」

「マジ?最高じゃん。おいチビ、保健室行くか」

「どうして茉夏も紫音の肩持つの〜‼︎」

「いいね〜‼︎一花ちゃん、紫音に愛されてるじゃん‼︎」


大輝の冷やかしは否定しなかった。


だって、事実だし?


これから今以上にもっと愛してやるつもりだけどな。