俺様には甘いイチゴを。




放課後はまた一花を家まで送るのが日課に戻った。


手繋いでこの道を通るのは久々。


「うぅ〜…暑いよぉ…」

「コンビニ寄ってアイスでも買う?」

「良いの⁉︎コンビニ〜‼︎アイス〜♪」


確かに大輝の言う通りかもな。


俺、一花には甘い…。



コンビニで買ってやったイチゴアイス。


満足そうに微笑む一花に癒される。


「やっぱイチゴですね‼︎」

「共食い」

「あたしは一花だもん‼︎イチゴじゃないですっ‼︎」

「ははっ‼︎チビイチゴ、必死過ぎ‼︎」

「だーかーらぁ‼︎イチゴじゃないもん‼︎」


可愛い反応するから、イジメたくなるんだよ。


暑さで火照った頬でさえ、俺を煽る十分な材料。


「紫音もイチゴアイス一口食べる?」

「俺はイチゴアイスより一花が食べたい」

「あはは〜…またキツイ冗談を…」

「冗談じゃねーよ。俺はいつでも本気」

「も、もう良いからやめてぇ〜…‼︎」


更に真っ赤になり俺から目を逸らす。


ほんっとイジメ甲斐のあるヤツ〜。