俺様には甘いイチゴを。




夏休み明けから、一花は祖父母の家に戻った。


俺のとこにずっといてほしかったけど、仕方ねぇか……。



何事も無い普段通りの学校生活。


これってけっこー幸せだったりするんだな。



「くっそ暑いな〜…。今年、残暑厳しいらしいぜっ‼︎」

「大輝が汗かきすぎなんだよ」

「そんな冷たく言うなよぉ〜‼︎一花ちゃんになら、もっと優しいだろぉ〜‼︎」

「げっ⁉︎近寄んなって‼︎くっつくな‼︎」


大輝と2人の騒がしい昼休み。


一花は茉夏と隅っこの席で話してる。


目が合えば、ニコッと俺に返す仕草が可愛過ぎてもう……。


「一花ちゃん、可愛いよな〜」

「うっせーな。お前は茉夏とでも付き合え」

「あれ…?言ってなかったっけ?」

「は?」

「俺、夏休み中に茉夏と付き合った‼︎下僕で良いなら付き合ってやるよって、OKしてくれた‼︎」

「そ、そっか……」


大輝は下僕の意味分かってんのか…?


まぁ、幸せそうだから良いか。