ネックレスを着けてやると、不安気に俺の手を握った。
そんな顔させたくねぇんだけどな…。
「あのね…あたし……」
「どうした?」
「お父さんに言われたの。18歳の誕生日に婚約者と結婚させるって…。だから、それまでは自由にして良いの」
来年の今頃か……。
一花と離れるなんて想像もしたくない。
「来年の誕生日も…あたしと一緒にいてくれる?」
「当たり前だ、チビ。来年も再来年もずっといてやるよ」
「へへっ、ありがとう」
「つーか、俺がお前から離れらんねぇよ……」
「嬉しい…。大好き〜‼︎」
飛び付く様に抱きついて来た一花を受け止めた。
軽い上に細い……。
チビのクセに背負ってるもんデカ過ぎんだよ。
「風呂入って寝るか?」
「うん‼︎寝る〜‼︎」
「あ、でもすぐに寝られると思うなよ?」
「ひぃっ‼︎く、食われる〜⁉︎」
「分かってんじゃん」
家柄なんて関係ねぇ。
俺といる時ぐらい好きにしてほしい…なんて。

