【紫音side】
せっかく一花と一緒にいられる様になったのに、突き付けられる現実。
ツライなんてもんじゃない。
苦しい……。
もう一度、離れる事を覚悟してた。
だけど俺の心配のし過ぎだったかも…。
たった2日で、旺太さんと帰って来た一花は超笑顔。
むしろ、スッキリした顔ってゆうの?
「ただいま‼︎」
「おかえり。泣いてねーじゃん」
「うん‼︎だって、泣かなかったらご褒美くれるって言ってたから‼︎」
「そうだな。それに今日、誕生日だもんな」
俺の誕生日は一緒にいられなかったけど……。
今日は一花の誕生日。
素直な笑顔が見たくて、ケーキとプレゼントを用意した俺は相当一花に惚れ込んでるっぽい。
「えへへっ‼︎当日言えなかったけど、紫音もお誕生日おめでと‼︎」
「ん、ありがとな。一花もおめでと」
「うん‼︎一緒にお祝いしようよっ‼︎お兄ちゃんも‼︎」
「俺はいいや〜。若いカップルに着いてけねぇよ‼︎」
困った様に笑う旺太さんを、一花と2人で無理矢理家に連れ込んだ。
血縁はどうであれ、兄ちゃんだろ?
誕生日祝ってやりたいはずだ。

