俺様には甘いイチゴを。




お兄ちゃんの予想通り、翌日の夜にお父さんが帰って来た。


怒られる覚悟はもう出来てる…。



「一花」

「はい…」

「お父さんが悪かったよ。ごめんな」

「えっ…?」


お父さんが謝ってる?


どうして?


「今まで通りの自由を一花にやるよ。祖父母の家に戻りなさい」

「いっ、良いの⁉︎」

「もちろん。その代わり……期限は18歳の誕生日までだ。18歳の誕生日、一花は婚約者と結婚だからな」


結婚…させられる…。


あたしは紫音といられない運命なの?


だけど、もう負けないんだから‼︎


「…分かりました。それなら、あたしは元の生活に戻るだけ。ありがとう、お父さん‼︎」

「では、僕がしっかり一花を監視するので…お父様はお引き取り下さい」

「旺太、お前も言うようになったじゃないか」

「そうですか?お父様の足元にも及びませんよ」


お兄ちゃんとお父さんが火花散らしてる…⁉︎


あたしだって対抗してやる‼︎


絶対に紫音の元へ帰るんだから‼︎