ふと、リビングにある壁掛けカレンダーが目に飛び込む。
来週は紫音のお誕生日だね……。
運命なのか、奇跡なのか。
あたしと紫音のお誕生日はたった3日違いだったり。
せっかくだから、モデルで稼いだお金でプレゼントあげたいなっ‼︎
「ねっ、紫音‼︎」
「あ?」
「お誕生日プレゼント何が欲しい⁉︎」
「そうだなぁ〜…。一花を夜好きな様にして良い権利とか?」
「変態‼︎おバカ金髪ぅ〜‼︎」
ソファーのクッション、顔面にぶつけてやりました。
結局、部屋に閉じこもり1人で考えてみる。
彼氏にプレゼントとか初めてなんだもん……。
そうだっ‼︎
困った時の友達だよね⁉︎
早速、茉夏にお電話です‼︎
「あっ‼︎もしもし、茉夏⁉︎」
『一花〜。どしたの〜?』
「紫音のお誕生日プレゼントの事について相談したくて…」
『いいなぁ、ラブラブ。こっちは仕事なのにぃ』
「お仕事?」
『うん。今、ヨーロッパ』
茉夏はモデルさんだったよね⁉︎
紫音ママと同じ世界なんだ‼︎