胸いっぱいに紫音の愛情を感じた。


たくさんの幸せをもらった。


だけどやっぱり………。


「うぅっ…っ、痛い…」

「我慢させてんな…。ごめんな…」

「ううん…。紫音のこと好きだから大丈夫…っ」

「マジで今は可愛い事言わないで?理性崩壊するっての…」


大好きな人からの愛情を受けてる時の痛みなら大丈夫かも…。


あたしって、すっごく紫音に惚れてるっぽい……。



すると優しく頭を撫でられ、触れるだけのキスをされた。


「ありがと…一花」

「あたしこそ…。紫音のこと大好きっ」

「俺は……そんなもんじゃねぇや」

「へっ…?」


首を傾げたあたしの耳元で大好きな声が響く。


「愛してる…」



その言葉も、キスも、行動も全部。


全部、全部あたしだけのもの……。


紫音の愛情があれば、あたしはなんだって頑張れるよ。


だから、もっともっと愛してねっ。