俺様には甘いイチゴを。




撮影も無事に終わると、紫音パパが最後に言った。


『不束者の息子だけど、どうか見捨てないでやってね。紫音にはイチゴちゃんだけだ。よろしくお願いします‼︎』


紫音パパの思いが詰まってる言葉。


あたしは「もちろんです」と大きく頷いた。


嬉しい事言われちゃったな〜……。


なんて、1人で赤面しちゃう‼︎



そして紫音の撮影も終了し、やっと合流出来たのは夕方のこと。


「わりぃ、遅くなった‼︎」

「ううん‼︎大丈夫‼︎お疲れ様‼︎」

「一花もお疲れ。チビのクセにモデルなんて頑張ったじゃん」


ごしゃごしゃと頭を撫でられる。


貶されても許しちゃうよぉ〜……。


「じゃ…仕事終わったし…」

「帰るの?」

「バカ。まだ彼女サービスしてねぇから帰んねぇよ」

「へっ⁉︎どっか連れてってくれるの⁉︎」

「ん。2人っきりになれる場所連れてってやる」


紫音に連れられるまま、運転手付きの車に乗った。


車内で紫音は爆睡状態。


何も聞けないや……。


だから、あたしも大人しく紫音に寄り掛かり眠りについた。