深夜になり大麻の効きが切れた頃、ようやく自分のしでかした事の大きさを認識した。


今までこの堕落した生活に悲観することはなかったが、今回ばかりは己の愚行(ぐこう)を、うっすら月明かり差し込む病室で悔(く)いた。


そして、これが、ギャンブルとガンジャに溺(おぼ)れた日々を送り、怠惰(たいだ)と快楽の世界に生き、没落してゆく人の結末かと意気消沈するのだった。





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