「あら、莉乃、何かあったの?」 え? 「え?なにもないよ?」 「?じゃあ、なんで泣いてるの?」 え?泣いてる? 頬に触れたら、なぜか涙が溢れていた。 なんでだろう? 「寝起きだからかな?」 といい、祐也の隣の椅子に腰を下ろして、目玉焼きトーストをかじった。