~男side~

京の町を守るため町を歩いていた……。

というのは嘘で、

なにか胸騒ぎを感じた。

俺は土方歳三。新撰組の副長だ。


外を歩いてすぐ女が一人でキョロキョロしていた。
話しかけてみようか。めんどくせぇがな。

「おい」

と、声をかけたら女は酷く怯えた顔をして戦闘態勢をとっていた。

こいつ剣でもやってんのか?


「な、なんですか?」
「女が一人であぶねぇだろ。なにしてんだ」