山南さんの声が響く。

「鶴葉さん、たしか陰陽師でしたよね?結界を張って周りから見られないようにしてくれますか?」

そっか。人払いしなくてもその方法があったわね。

「わかりました。少し待ってください」

結界を張るって言ってもかっこいい言葉とかは特にない。
ただ感覚を統一。心を落ち着かせて頭に思い浮かべる。

これで大抵のことはできる。
戦いの時は言霊とか使うけど……

「できましたよ。」

「ありがとうございます。これで暴れれるでしょう?それに、我々もたまにはね?」

「そうだな!!久しぶりに皆の姿でも披露すっか!!なぁ!佐之!」

なーんか皆元気になっちゃった。

「とりあえず、はじめ!」