ピルケースと同様キラキラしたものが好きな私の為に、シンプルイズベストな主義のアキが優しさで置いてくれたデコレーションされたミラーも、もう使う事は無いんだろう。 ありがとう。 たくさんの初めてをありがとう。 ただ一つ、体を許せなかった事を除いて、アキは私の全てでした。 「俺じゃ駄目だった?お前を幸せに出来ない?」 そんな言葉……私にはもったいなさ過ぎて、だから泣いた。 笑顔で別れたかったのに、自分の意思なんて知らんぷりで勝手に零れ落ちる液体を止める事なんて叶わなかった。