息苦しくてしょうがない。 埃がたまった部屋の掃除をして、冷蔵庫の中身を見ると、何の問題もないお茶ばかり。 一週間休んだ学校は、席替えがされていて。 運がいいのか悪いのか。 私の席は窓際一番後ろ。 祐也の席は廊下側の一番後ろ。 2時間目に現れた祐也は、私を見ることもなく、机に体重を預けていた。 そう。私が選んだ距離は、果てしなく遠い。