青空の下月夜に舞う 4



「私……っ、」


みんなと一緒に居たい。


それだけを言うためには、こんなにも勇気が必要なのか。

絞り出した声は、思っていたより小さくて。
自分が情けなく感じた。


言わなきゃ。ちゃんと言わないと。
いつまでも変わらない。

離れていた期間に、みんなが私を信じ続けてくれていた様に。


逃げるんじゃなく、前に進むために。



「もう、やめよう?雄大」



笑いたい。みんなと一緒に。

閉じ込めていなくても。




私は雄大から逃げないから。


だから帰ってきたんだよ。



私の想いも伝わるように、はっきりと口にした。