冷たい舌

 本当に仲悪いったら。

 昔は仲よかったのに、いつの頃からか、龍也が和尚を敵視するようになっていた。

 また、和尚もけっこう大人げないから、本気で応戦するし。

 首を竦める透子を振り返ると、和尚はいきなり怒鳴った。

「お前も、ちゃらちゃらしてないで、さっさと着替えて淵に来い! わかったな!」

 言いざま、勢いよく歩いて行ってしまう。

 なによ、それ~。

 なんだか納得のいかない透子は一人、夕映えの駐車場に立ち尽くしていた。