冷たい舌

「何処でもいいだろ。
 わかったよ。透子は俺が連れていく。早く寝ろよ、爺。

 今、てめえに倒れられたら俺の負担が大きくなるからな」

「えっ。うそっ。外でやるの、やだーっ」

 和尚は透子に顔を近づけ、半ば脅すように言った。

「じゃあ、此処でやるんだな。さっきまで、髪の毛のいっぱい浮いてた此処で!」

 うっ。

 どっちでもいいから、早うせんかっ、という公人の呻きに、透子はおとなしく和尚に従うしかなかった