縁側から少し離れた灯籠の前に忠尚が立っていた。 トイレにでも行こうとしたのだろう。 ―いっそ、義隆の方がよかったかもしれない。 「とっ、透子―っ!」 忠尚の絶叫に混じり、和尚の力ない声が廊下に響いた。 「ばか……」