冷たい舌

 



 さて、どうしたものかな。

 膝の上に横たわる透子を見下ろし、和尚は思う。

 今日はガードが緩そうだが、こいつの夢に勝手に乱入しようとすると、そこまでの結界を突破するだけで体力消耗すんだよな。

 でも―

 ちらと見ると、透子はまた、うなされかけているようだった。

「……すまんな、お前のためだから。
 何が見えても恨むなよ」

 和尚は透子の額にその手を翳した。