それから、じんさんの頑張ってる姿を見るとかっこいいな、とかドキドキしてる自分に気づいた。 そんなことを思い出してぼーとしていた私。 「ひなちゃん?大丈夫?」 不思議そうに私の顔を見るじんさんの声にはっとする。 「あっ、はいっ! すいません、ぼーとしちゃって」 は、恥ずかしい…。 顔が熱くなるのを感じる。 「ははっ、どうしたのっ?」 そんな私の姿に笑って訪ねてくるじんさん。 「あ、その花言葉の本…懐かしいなって思って…」