姫と年下王子たち

モデルの仕事をしているということ以外は、由香里が今どうしているかなんて、まったく知らない。

知ろうとも思わない。


ただたんに、興味がないだけ。

というのもあるが、それ以前に…。


今の俺は、秋月さんだけだから。



「俺、トイレ行こーっと!」


桔平が、大きな独り言を呟いた。


「じゃあ、俺も。絢斗は?」

「俺はいいやー」


俺たちは絢斗をその場に残し、席を立った。