姫と年下王子たち

それでも、あの笑顔が忘れられない。


…俺を呼ぶ、あの笑顔を。



その帰り。


着替えて外に出ると、店の前をうろつく女の子がいた。


…なにしてるんだ、あのコ?


と目を凝らして見ていると、どこか見たことのある顔だった。


「長谷川くんだっ…!」


そのコも俺に気づき、駆け寄ってきた。


徐々に距離が縮まり、ぼんやりとしていた顔がハッキリと見え、鮮明に記憶が蘇った。