姫と年下王子たち

「そういえば、みんななにか用意してきたんだよね?」

「そう!ひなは、お菓子担当だったろ?」

「うん」

「で、俺は晩メシ担当」


スペアリブをかじる長谷川くん。


「ほんで、俺は~…」


桔平くんは席を立ち、キッチンの方へ向かった。


そして、冷蔵庫から白い箱を取り出してきた。


「俺は、デザート担当!」


箱の中から出てきたのは、フルーツがたくさんのった大きなケーキだった。