「玲くん、だめ、お風呂はいってない。」

「そんなのいーよ。」

「やだ。」

無言で見つめ合う私たち。

しばらくすると、玲くんが折れた。

「わかったよ。風呂入ってこい。

その代わり、風呂出たら、いい?」

と、
心配そうに聞いてくる玲くんに、

笑って、

「いいよ、私の初めて、玲くんにあげる、」

と、

微笑みかけた。