「玲くん、私、学校行く。」

玲くんの背中に言葉を投げた。


玲くんは、驚いた顔をして、

「本当か?」

と聞いてきた。


私は笑って頷いて、


「少しでも、玲くんと、長く居たいから、

それにね、負けてばっかじゃダメって、気づいたんだ。」

と、素直な言葉を伝えた。

「そっか、じゃあ、制服取りに行くか。」

と、
玲くんのバイクで、2人で、私の実家に戻った。