「ところで、三条亜子さんだっけ?」

と、玲さんが、冷めた顔で亜子を見る。

ところで、私の腰にまだ手回ってるんですけど。

「は、はい。」

けど、そんなのは、言えないのがこの空気でわかった。

張り詰めた空気。

「単刀直入できく、なにが理由で、唯をいじめた?」