イジワル王子を拾いました。




慈侑くんと朝ごはんを食べ、並べて壁に掛けてある制服に着替えた。
私は脱衣所で着替えて、慈侑くんはリビングで。


「柚ー?まだー?」


髪のセットもして、全身鏡でチェック。

急いで支度をしたのに、慈侑くんはもう玄関でローファーを履いていた。


「待って!」

私は急いで鞄を取り、玄関に向かった。



「柚遅い。遅刻するよ。」

「大丈夫だよ。ここから15分くらいだもん。…あ!そうだ!合鍵!」


私はまだ慈侑くんに合鍵を渡していなかった事を思い出し、ローファーを脱ごうとしたけど。

「今日も委員会待ってるから大丈夫。」

と、慈侑くんに止められた。

「そっか、今だと時間ないしね。帰ってから渡すね。」

「うん。って、時間ないの?さっき大丈夫って言ってたのに」


苦笑いの慈侑くん。

「さっきは大丈夫だったの!でも今はぎりぎり!」


「はいはい。じゃあ、行こ。」