イジワル王子を拾いました。




「おい。落っこちるぞ。」

「きゃっ。」


そう言って寝転んだまま中央に引き寄せられた。
慈侑くんに後ろから抱きしれられるカタチで。



「じ、慈侑くん…。恥ずかしいよ。」


素直に訴えると、ふふふと笑うばかり。


「別になにもしねーから。こうさせて。」


顔は見えないけど、そんな優しい声で耳元で囁かれたら「…うん。」と、答えるしかなくなってしまう。