イジワル王子を拾いました。



「髪くすぐったいよ。冷たいし。」


慈侑くんの濡れた髪が冷たくて、なんだかくすぐったい。
しかも、まだ上の服は着ていない慈侑くん。
私の心臓は破裂寸前。


「じゃあ、髪乾かしてくれる?」


これでもかと抱き締められる。
ドキドキが伝わってしまうのではとハラハラする。


「わ、わかったから!!」


私はおもわず叫んでしまった。
…慈侑くんには勝てそうにない。