………_______。
ドンッ
「……。」
背中には壁。というより本棚。
顔のすぐ隣には慈侑くんの大きな手。
そしてやたら近い顔と顔。
これが俗にいう“壁ドン”。
「…ねぇ?聞いてる?」
今にもひっついてしまいそうな顔に、私は俯向くことしかできない。
「え、あ、うん。」
「じゃあ、説明して。」
恥ずかしさのあまりうん、と返事をしたけれど本当のところ壁ドンに戸惑いすぎて全く聞いていなかった。
「……。」
「ほら聞いてないじゃん。」
「ご、ごめんなさい。」
「はぁー。だから、今朝のアレどういうこと?」

