「でも気を付けなよ。あの王子先輩と同居なんて女の子にバレたらタダじゃ済まないよ?」
「そうだよね。」
さっき慈侑くんと話しただけで、あの目線…。
怖すぎるよ。
「絶対秘密にしておくんだよ。」
「うん、そのつもり。」
「うん。あー、でもほんとすごいよね。あんなイケメンと。羨ましいよ。」
「もうドキドキだよ。」
それからすぐチャイムが鳴ってしまい、美琴ちゃんとのお喋りは打ち切られてしまった。
「柚、今日も図書室当番?」
時間は経ち、今は放課後。
私は教科書をカバンに入れ、帰る用意をした。
「そうなんだ。」
「そっかー、頑張ってね。家に帰ったらイケメンがいるんだから。」

