「柚いいなぁ!!王子先輩と話せて!!」
日直の仕事を終えた美琴ちゃんが私に駆け寄った。
「み、美琴ちゃん。話!」
「え?あ、うん。」
さっきの慈侑くんのくだりの会話せずに、話をしようとした私を不思議に思っているだろうけど私は美琴ちゃんを自分の席の後ろに座らせ話を始めた。
「前ね、イケメン看病したって話したじゃん?それね…、慈侑くんなの。」
「じゆうくん?」
脈絡のない話に美琴ちゃんはハテナを浮かべた。
「そう!王子先輩だよ!さっきの!」
「え、え?!王子先輩?!」
美琴ちゃんは驚きのあまり、声が大きくなった。私はそんな美琴ちゃんの口を手で覆いながら話を続けた。
「で、そのあとお礼って言われてカフェに行って…」
「え?!あ、あれ、柚のことだったの?!」

