イジワル王子を拾いました。




やばい…。
冷や汗が止まらない。


私は頭をフル回転させ、教室を出て10mほど先にいた慈侑くんへ必要以上に大きな声で言った。


「鍵拾っていただいてありがとうございました!!!」


よし、これで大丈夫。

慈侑くんはすぐ振り返り、私を見て首を傾げたけどそんなのを無視して教室のドアを閉めた。


ふぅ…。
寿命が縮むよ。


女の子たちも
「なーんだ。」「いいなぁ、私も鍵落とそうかなぁ」
なんて聞こえてきた。