「死ぬんじゃねぇーよ!
お前ともっと色んな事してぇのに!!」

愁斗。
馬鹿で能天気で元気が取り柄な馬鹿…。
でも、意外と周りの事を見てて、
類と気まずそうにしてたら元気付けてくれた。


「死ぬなんて許さねぇぞ!」

玲。
俺様で上から目線でちょっとナルシがあるよね。
「お前を見捨てない」って言ってくれた時は
思わず泣きそうだったんだよ?
これからも『双覇』を守って。


「朱音、死なないよな?
だって『約束』したじゃんッ!!」


類…。
女嫌いだけど私には心を開いてくれた。
心を乱された事もあったけど
私も類には拒絶反応が出なかった。

『約束』したのにごめんね…?



『ヒュー……ヒュー…。』


言葉に出したいのに上手く出てこない。

瞼が重くなっていく。

皆の顔が霞んで見える…。


もう少し…。
もう少しだけ皆と一緒に居たかったなぁ……。


そこで、
私の意識はプツリと闇へ引きずり込まれた。