毛布も布団も何もかけずに、ソファーで眠ってしまった。 『莉加、おじいちゃんとちょっと散歩してきてくれない?』 『なんで?』 『さっきポテトチップス食べたでしょ。夕ごはん食べれなくなるから、ちょっとお腹空かして来なさい』 ママも、パパも、ニヤニヤしてる。 あたしは分かってるもん。 今から二人で、誕生日パーティーの準備するんでしょ。 『行こう、おじいちゃん』 『そうだね、莉加』