次の日、

朝、早速、翔くんの背中を見つけた。

「あ、えっと、おはよう。」

と声をかけると、私より頭一個は、余裕ででかい翔くんは、私を見下ろすとびっくりした顔で、

「おはよ。」

と、低くて、かすれた声で返してくれた。